本の販売
「面白くて あっという間に読んでしまった。」
「心に響く本でしたね。」
「ワンコと暮らす事、ワンコにできる事、
色々考えさせられます;;」
保護活動のお手伝いを通して出会った犬たちや人、経験を元にしたフィクション8話が詰まった一冊です。
最近は少なくなりましたが、以前はテレビや本などで「かわいそうな保護犬」というイメージの演出がされた番組などを目にします。幸せな話の場合も、「かわいそうな犬」がベースに見え隠れしているような、そんな演出を目にする度に違和感がありました。
多くは心身共に健康な犬ですが、中には人に捨てられて心が傷ついている犬、病気がある犬や老犬もいて保護してもすぐに亡くなる子もいます。ハッピーエンドばかりではありません。それでも「保護犬はかわいそうじゃないよ!」と大声で言っている本です。
目の前にいる保護犬たちは、毎日を新しい気持ちで、普通に犬として強く生きていました。傷は癒せるものです。
保護犬は感動の対象ではなく、哀れみの対象でもない。
一日一日を前向きに生きている生き物で、犬以上でもなく、犬以下でもない。
この本の売り上げで保護犬の継続的なサポートを行っています[次の1冊を印刷するための費用と郵送に必要な経費以外(本体価格の約70%)の売上]
<内容紹介>
●サイズ A5判/ページ数 108P/高さ 21cm
●保護犬の活動のお手伝いを通じて出会った犬、人、そして出来事をモデルにした8つ人生の一場面を描いた物語。
<目次>
・またね
・きっとみつかる
・保護犬の過去1
・死ぬときくらい自由に
・本当に可哀そうなのはこっち
・保護犬の過去2
・保護主さん
・里親と一匹の犬
1冊 1,200円+送料(クリックポスト185円)




本書籍の刊行をご支援くださった M様に書評を書いていただきました
保護犬とはどんな存在なのか。
里親を経験したり保護活動に関わる中で感じたさまざまな出来事を、実話に基づいたフィクションでありのままに表現された作品です。
中盤、著者の先住犬が保護活動に奮闘するご主人に思わずこぼす愚痴をユーモアに表現した一節があります。
愛情の矛先がすっかり変わってしまったのではないかと、戦々恐々とする先住犬たちの心の内が繊細にかつ面白くまとめられ、違う視点で保護犬を見つめ捉える文節が心に残ります。
昨今問題視される飼育放棄や殺処分問題には心を痛めるばかりですが、多くの保護犬が新しい環境で第一歩を踏み出せるきっかけになる一冊ではないかと思います。
かくいう我が家にも保健所出身の犬がいます。
どこから来たのか、誰が飼っていたのか、正確な年齢も生まれた場所さえ知りません。
初めて我が家に来たときは、ひとりで留守番も出来ず散歩に出てもうまく歩けなくて、あれ?犬ってこんな感じなのかな?と人生で初めて飼う犬にちょっと違和感(笑)
でもね、毎日一緒に暮らすことで、お互いを知り・歩み寄り・支え合いながら日々を積み重ねています。
保護犬も素敵に輝く命を宿しています。