フィラリアは予防が大切
- DB七国山
- 2015年12月24日
- 読了時間: 3分
気づいたらブログを最後に更新してから1年半くらい過ぎていた。。。
この1年半、保護犬の預かりのお手伝いに勤しんでいました。
6ヶ月の子犬たちからシニアの中型・大型犬が継続的に我が家にいました。
人間が大好きでとにかく突進して甘えてくる子も、怖がりでクレートから出てこない子、それぞれ違くて本当に可愛かった。みんな素敵な里親さんを見つけ、我が家を卒業していきました。
と、Happy endだったのですが。。。
これ以上ないくらい素敵な縁をつかんだ子が最近亡くなりました。
詳しいことは知らないのですが、フィラリアが原因で亡くなったそうです。(保護された時からフィラリア陽性でした)
これがあの子の寿命だったのであれば、最後の数ヶ月間を最高に幸せに過ごせてよかった。とポジティブに考えるようにしていますが、切ない。
ピーターもフィラリア陽性で我が家に来ましたが、通年投薬3年で陰転しましたし、フィラリアで亡くなったケースは今回初めてでした。
と、いうわけで今回も
”教えてCesar!”
Cesar's wayの“Heart worms in dogs: Myths vs. facts"https://www.cesarsway.com/dog-care/heartworm/heartworm-diseaseという記事からフィラリア(犬)に関する3つのよくある誤解を紹介します。
誤解1: Indoor dogs are not at risk (室内で飼っていればフィラリアになるリスクはない)
室内犬もフィラリアになるリスクはあります。フィラリは蚊が媒介し、1回刺されただけで感染する可能性があります。
誤解2: Only dogs in heart worm epidemic areas like southeastern states need protection against heart worms (フィラリアが流行っている地域外の犬は予防は不要)
アメリカでも50州全てでフィラリア感染が報告されており、感染地域は拡がっています。予防のためには通年投与する方がいいでしょう。(アメリカにおける感染犬の数は年間約100万頭と言われているそうです*)
誤解3: Treatment for heart worm disease is just as easy as preventing it (フィラリア治療は予防するのと同じくらい簡単)
治療はリスキーかつ医療費も高額になりやすいです。予防の方がより簡単にできます。アメリカではフィラリアを駆除するためにヒ素塩基系の注射治療が行われます。
結論、フィラリアは予防が大切

日本の獣医さんと同じことを言っていますね。
陽性の子も同じ、通年投与でフィラリアが増えないように予防する。それが大事だと思います。
フィラリア陽性の子が陰転する率は統計として公表されているデータは見つけられませんでしたが、フィラリア陽性の犬を多く見てきた方々は皆口を揃えて「フィラリアは通年投与すれば数年で陰転するケースがほとんど」とおっしゃっていました。



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