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家庭から家庭に・・保護犬にしない仕組み

  • DB七国山
  • 2017年10月11日
  • 読了時間: 3分

保護犬と一言で括られていますが、保護された経緯はいろいろなパターンがあります。


ざっくり書くと;・パピーミル崩壊・ブリーダーさんから引き取り・野良犬・飼い主の勝手な理由で放棄された犬・飼い主さんの致し方ない理由によって保護が必要になった犬


私は「飼い主さんの致し方ない理由によって保護が必要になった犬」を飼い主さんから直接保護し、保護した後も飼い主さんが犬の様子を知ることができるような保護活動をしたいと考えています。


犬は、「家庭」から「家庭」に

例えば、自分の親が倒れ長期で入院することになったため、親が飼っていた犬をどうにかしなければいけない。自分はペット不可のマンションに住み、フルタイムで働く独身者。その犬を引き取ることは難しい。


こういった状況にある方のために犬を保護して、下記のような活動をしたいと考えています。

・譲渡先を見つける(それまでの預かりも「家庭」内で)

・入院中の元飼い主さんに、時折犬の様子をお伝えする。

・里親さんが許してくれれば、犬を連れ出し入院中の元飼い主さんの例えばお誕生日の時だけ会いに連れて行く。などなど。


里親さんにはその犬のそれまでの飼育歴や病歴もある程度お伝えすることができるようになると思いますし、もっと妄想を広げると;

・一時預かりをする方には動物取扱責任者の資格を取得してもらい、自宅でペットホテルを運営

・里親さんがペットホテルを使う必要がある時は、一時預かりしたことがある家庭で預かることも可能に

・犬も知っている人の元で、家庭的な環境で生活ペースを変えることなく過ごせればストレスは少ないのでは

(妄想が拡がってしまうので、ここら辺でこの話はやめます。)


ようは、犬の精神的な負担がなるべく少なくなるようにケアされ、問題行動を引き起こすような経験をさせない。

本当は手放したくなかった飼い主さんが最後まで犬と細く長く繋がっていられるようにする。新しい飼い主となる里親さんは、その犬のそれまでの様子を知ることができるし、バトンを託された責任を持って飼う気持ちが増すことを願いたい。その犬にも人生や過去があり、気持ちがあることを含めて、新しい飼い主として関係を築いてくださるような飼い主さんが世の中には沢山いらして、そういう飼い方が増えるよう啓蒙したい。


犬は人間の「所有物」ではなくて、1つの命として考えてくださる方に命のバトンをつなぐ。最初の飼い主は、バトンを渡した後もその行方を遠くから見守ることができる。

そんな活動をしたいと考えています。


最後に、「飼い主さんの致し方ない理由」は、高齢者の方や、精神疾患を含める病気、怪我などだとイメージしています。引っ越し、アレルギーなど、飼い主さんが本気を出したら手放さなくてもよいような場合は、手放さないような支援が必要だと思いますけど、手放す手伝いはしたくないです。


そして、犬を保護する人間、里親が金銭的な負担をするのではなくて、手放す側も責任の1つとして金銭的な負担をする仕組みが必要だと考えています。


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