犬を手放したことがあります。
- DB七国山
- 2017年7月15日
- 読了時間: 2分

私は自分が飼い始めた犬、HALちゃんを手放したことがあります。
実家の両親に譲りました。このことを知っている友人に、今でもチクリと言われることがあります。
一度飼いはじめたら最後まで責任を持つ。
これは鉄則として守りながら、責任の持ち方は「自分が飼う」ということだけではないと思います。犬にとって幸せにつながるなら、手放すことを選択する場合もありえると思うのです。
実際、HALちゃんは私の実家には子犬の頃から度々行ったことがあり慣れた環境で、活発な彼女が遊びまわれる広い庭があります。父が一日2回長いお散歩に連れて行ってくれ、猫のお友達もできて、大切にされ幸せに暮らしています。父の犬が亡くなって数か月経ったタイミングだったので、父もお散歩の友ができることを喜んでくれました。
今後万が一父がHALちゃんを飼い続けることができなくなったら、我が家で引き取ります。HALちゃんの一生に関わり続けることが最初の飼い主である私の責任で、それは全うしたいと考えています。
(こんな風に、言い訳がましいことを書いてしまう自分の心理を説明しますと、やはり一度飼い始めた犬を途中で手放したことに対する後ろめたさがあります。HALちゃんに会いに行き、幸せな様子を確認することで許しを感じますが、常に後ろめたく感じています。)
手放す理由が「予想より大きくなった」とか「毛が抜ける」とか、そういうものだと、ちょっと納得いかない部分もありますので、説教させていただき、飼い続けられるよう知恵を出し努力を促すことが”支援”になるかもしれません。それでもだめで、犬のためになるなら里親さんを探す支援も考えられます。
でも、主には、病気や突然の事故など、不慮の事態によって犬を手放さなければいけない方の犬を引き取り、次の里親さんを見つける活動等を今後始めたいと考えています。
保護犬の数を減らすには、出口の支援だけでなく入口の支援も必要で、その方が犬にとって、肉体的にも精神的にも打撃が少ないと思うのです。



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